職場で出会った問題がある人

私が以前働いていた職場で出会った問題がある人は、判断力決断力が欠落した直属の上司(課長)でした。社員で判断できることはもちろん自分たちで決定しますが、上司に確認しなければならないこと、前例がないことなどどうしても指示を仰がなければならないことはあると思います。しかし、その課長に相談しても、「私は分からない。どうしたらいいんだろうね。」とまったく考えるそぶりすら見せません。以前こういうことがあったので、それを踏まえると私はこうするのがいいと思いますと言うと、ようやく「あなたがそう思うならそうね。」と言うだけ。それで何か問題があったなら、もちろん責任なんて取ってくれるわけもありません。お客様が苦情を言っていても、応対を自ら代わるなんてところは見たこともないです。それどころか「休憩に行ってくるから、何かあったら呼んでね」と立ち去ろうとします。逃げているのか、本当に何かが起こっているのに気づいていないのか、私たちは理解ができませんでした。さらに上の部長が注意しても変わらないので、何とかしてもらおうと人事部に経緯を報告。するとすぐに調査に来てくれたのですが、部下の私たちがもめ事を起こして、和を乱しているという風に注意を受けました。結局、1年後の異動で軽めの降格になりましたが、決定権があまりない役職に就いて楽しく働いているそうです。年功序列である程度の年齢になると自動的に昇格をしていくことはどの企業でもあると思いますが、本人にやる気がなく、能力のない無理な昇進は本人も周りも幸せになりません。そして、何事も穏便に済ませたい、面倒は起こしたくない、と思う人ばかりの人事部は機能していないも同然なので、解体してしまえばいいと思った出来事でした。